BACIONE Thailand

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バッチョーネ Thailand

水位変動で酸欠現象始まる。

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酸欠により死亡したパータビアン。サイズは30cmアップくらいかな…

 

乾季に入り雨はまったく降りません。これから酷暑季に向かうのですが、先年の雨季の降雨量がかなり少な目だったために牧場の池は渇水化して来ています。池といっても休耕田に水を張っているだけですからね、面積に対すして深度がなく乾燥には弱いんです。

また今年は朝方から晴天率が高い感じなのです。多分ですが通年より大地が乾燥しているために日中の蒸発量が少なく、気温が下がる夜間に露となり大地に戻ることもなく、大気中の水蒸気量が少ないために雲も発生せず…という乾燥の循環に入ってしまっているのかと思います。乾燥しますから1日あたりの池の水の蒸発量も増えて、水位変動が激しくなっています。

また日中早くから晴天のため、直射日光が池にあたり続けますから水量の減った池の水温はより上昇することになり、よって水温が高くなりますから池の水の飽和酸素量も減り魚が酸素不足になり酸欠死するっていう循環なのかなと…

 

乾季が進み、酷暑季が訪れ、雨の降る雨季が来るのは、6月末くらいでしょうか。今現在は1月ですから、今後半年近く降雨は期待できない状況が続くはずです。

現在の牧場の池は降雨無しでは数ヶ月しか保水できないはずです。牧場の池、養魚を行なっている池は単に田圃に水を貯めてあるだけです。

田圃に水を溜めているだけっていうことは深度は浅く面積は広いという保水にとっては最悪な環境です。


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これは何か対応しなければならないので、既存の井戸で揚水している水のリソースをすべて池に投入することにしました。本来養殖池は天水のみで運用する方針です、天水が入らないと水牛による汚染が進みすぎてしまうのです、ティラピアやアナバス類は汚染に強いですが写真のパータビアン(草魚)は早めに臨界に達して死んでしまうのです。

本来井戸水は乾季に牧草地に散水する目的で設置したのですが、幸い乾季ですから牧場外に放牧ができる環境です。よって牧草地より満水2年目の池を守ることに決定し作業します。

通年水を湛えた池は、いろいろな種類の魚が生息し繁殖しているので貴重なロケーションでもあるのです。池にはさまざまな魚の成魚から稚魚、藻海老類、水生昆虫がわんさと生息しているのです。これは現在のこの地方にはまったく無い環境でして、牧草地よりこちらの保全を優先することにした次第です。

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っということで…1番無駄?に散水している第2井戸の水を池まで注水すべくパイプラインを設置しました。


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井戸からは水道配管用の40Φ極圧のpvc40管(4m/120バーツ)を10本程度購入し配管した。

一般的な厚さのpvcパイプでは、水牛の攻撃に耐えられずに破損してしまうため厚いパイプが必要なのです。

厚いパイプで従来からの散水用配管まで接続し、散水口からLDPE50Φのパイプで池に注水します。搬送距離はおよそ100m強の距離となりました。

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また第1井戸、第3井戸の水もバッファタンクから35ΦのLDPEパイプを使い池に注水する仕様としました。

 

すべての井戸の揚水を池に注水した結果池の水位は少ないながら上昇することになり、今後の気候でも池の水位は保全可能と判断しました。

 

(実は心配だったので、新規に井戸(第5井戸)を発注し施工、池に注水することにしました。)

 

 




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