タイ王国の東北部イサーン地方にあるうちの牧場での2基めの井戸設置時の話です…
太陽光発電を利用した井戸の場所選び
まず場所選びですが、井戸掘り職人が1基めの井戸とは違う水脈があると思われるということで~その周辺の大きな木を抜いた場所に掘ることにしました。
ちなみに1基めの井戸とは百数十メートル離れた場所です。この2基目の井戸候補地周辺は外部道路から牧場主要部に続くエントランス部で現状は荒地になっています。また井戸を掘る場所は元大木が生えていた場所になりました。
- 太陽光発電を利用した井戸の場所選び
- 作業開始...牧場の土質
- 井戸は水で堀進めます
- 土層は砂や粘土層が幾層にも積み重なっています
- 井戸掘りの動画
- 50m堀終わり井戸試運転
- 井戸水と池の水のEC値チェック
作業開始...牧場の土質
まー違う水脈なんてなーあてにならないですが、大きな木があった場所は下に水があるというのは信憑性があるように思えますね。
またこの2基目の井戸候補地周辺は、砂漠のようで土ではなく細かい砂の土質なんですよね。
この場所は乾季は荒地になってしまう保水力のない土質ですが、もし周辺に年中水があれば通年草が生える可能性は高く、雨季だけではなく1年を通して土地を有効利用できることになり水牛牧場主としては是非挑戦してみたいと思っていました。
もし失敗しても、井戸掘り賃だけですからね。大したことはありません。
井戸は水で堀進めます
井戸掘りは水を利用して掘りますから、その井戸掘り用の水をリサイクルするための仕組みを作ります。
まー水と砂を分離するためのトラップ槽です。
井戸を掘るために櫓を立てます。櫓に鉄のパイプをセットしそのパイプの中に水を通しながら回転させて穴を掘っていくのです。
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水圧によって井戸を掘りますから水とともに砂が出てきます。水はリサイクルしますが砂は必要ありませんから先ほど作ったトラップ槽で取り除きます。
同じ作業をずっと繰り返します。硬いラテライトの層に当たると大変なことになりますが…幸いうちの牧場地下にはラテライトの層はないようです。イサーン地方はコラート台地にあまして硬いラテライト層がちょくちょくあります。
土層は砂や粘土層が幾層にも積み重なっています
下に掘れば掘るほど土が粘土質になっていきます。水と一緒に出てくる土砂を観察すると粘土質の土と砂地が数メートルづつ層になっているようですね。その層ごとに水が変わります。
粘土質の土は赤茶色で、砂の部分は透明に近いサンドベージュといった感じです。
この行為を丸1日続けると井戸が地下50m程度になり、通年使い続けることができる井戸になるってことです。
井戸掘りの動画
50m堀終わり井戸試運転
丸一日掘り続けて58mに達しましたので、揚水ポンプを投入し水量の確認をします。揚水された水は赤茶色です。揚水量も問題なくこれにて井戸掘りは終了となりました。
井戸水と池の水のEC値チェック
試運転した井戸から揚水された水のECチェックをしてみました。
EC値は800代ですな…数値は非常に高く硬水だということがわかりました。
ちなみに池の水は300弱です、まーこれでも日本から比べれば凄い高い値なんですけどね。
こういう作業なんだけどDIYならばいろいろな用品について知識が必要だよね。もちろん海外移住者も知識が必要だけどね。
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