タイでビジネス…
キーワード「タイ ゴムの木 儲かる」の巻
私のBlogにアクセスされる方で「タイ ゴムの木 投資 儲かる」って検索ワードで来る方が今でも週に何人かいらっしゃるんですよね。このタイ ゴムの木 儲かるっていうこと自体が多分都市伝説だろーとは思うけど…そんな方々のためにまたまた記事を書いてみます。もちろんまったくの主観で見たまま書いてみましょう。
- キーワード「タイ ゴムの木 儲かる」の巻
- プランテーション作物...
- 初期投資はゼロ...
- もちろん補助金...
- 農奴ですよね...
- 実例を紹介しましょう...
- そして…
- 既に転作...
- ゴム農園の作り方...
- そして~いよいよ収穫時期
- どのくらいの予算が必要なの?
- やっぱりプランテーション王だよね...
プランテーション作物...
まず天然ゴムの木って作物はプランテーション作物ですよね。プランテーション自体を理解できる方はココまでで続きを読む必要は無いです。他国で人権を保証されない場所でプランテーション農業をやれる人は日本で事業をやられた方が更なる富を生み出すことができると思いますよ。
プランテーション農業に向く商品作物というのは、大規模経営で人件費がないなら可能な作物なんですよ。働かないと有名なタイ人に作業させて収穫させるなんてできると思う方がどうかしてるとも言えますが…
以前にゴムの木を栽培していた農場はパームヤシに変わってる場合が多いようです。パームヤシもプランテーション作物ですが、収穫の問題はいくらか回避できるようです。
初期投資はゼロ...
タイのイサーン地方コンケーン北部の天然ゴム農場ですが、基本農民は支給された苗木を使って天然ゴム園を作ります。この支給された、ようは導入コストがないというのが重要なのです。自ら苗木を買う=導入コストをかけるなら他のことをやったほうが良いと思います。この場合のゴムの木の支給元は住友ゴムみたいです。
ぐっと南に下がってカンボジア国境沿いの地域にもゴムの木農場が一面広がっていまして、そこにはクメール残党の方々が居住しています。そのクメール残党の方々はタイ政府から居住地と天然ゴム園を支給されたりしてます。
もちろん補助金...
またゴムの生産組合はタイ政府に支援金を要求することも多いです、ようはゴム生産しても税金を入れないと食えないんです。
農奴ですよね...
日本人はプランテーション経営には向きかないと思います、いや…日本国内の外国人研修制度を悪用してる方はやれるかもしれませんね。
実例を紹介しましょう...
写真は私の農場の隣のゴム園です。タイ人嫁を持つマレーシア華僑が経営しています。夫婦は在マレーシア、嫁の実家が近所にあります。
天然ゴムの木を植えて丸9年になります。下草の刈取りを疎かにしているので枯れた木が多く、途中で数回追加で植え直していますが育成状況はバラバラ…もちろん肥料も手抜きですね
問題は農園主不在での雇い人作業ですから、雇い人はやりたい放題…
下草刈りは適当、追肥はもうしわけにし後はポケットに入れちゃいます
そして…
結局、うちの隣のマレーシア人のゴム園は完全に放置です。既に数年草刈りも行われていませんし手入れという手入れはまったくされていません。結局は70ライあるゴム園を二、三個に分けてバラ売りをかけています。70ライという一団は流石に値が張りますからね。20~30ライ程度に分けて売り出していました。しかし…ゴムの木農場は売り手側と買い手側の価値が合わず売り出して二年経った今でも買い手はまったくつきません。植樹してから9年経ちましたから本来ならゴムの採取が可能になるはずですが、イサーンの土地柄のためなまだまだ採取には程遠い成育状況です。
既に転作...
また近所のプーヤイバーンのゴム園は既に伐採済みで現在はキャッサバ畑になっています。
既にイサーンの田舎の人件費でもゴムの木では合わなくなっちゃってます。発展途上国はやはり他人任せはダメですね、華僑でもこのありさまです。しかし天然ゴムの採取は他人任せになりますから後は書かなくても判りますね。もちろんきちんとやれば、それなりにはなると思いますが、そんなに苦労して時間かけるなら他のことがあると思います。
ゴム農園の作り方...
8年ほど前まではイサーンでもゴムの苗木(パラー)の販売所が出来たり地元でもやはりゴムの木は注目されていました。イサーン人も金儲けの話は大好きですしね。
まず事業としては~初めはゴムの苗木を植えます。そして~7年から10年後に収穫するって事になります。果報は寝て待てでございますね。
そして~いよいよ収穫時期
収穫時期はイサーンだと約6~7ヶ月間です。降水量が少ないイサーンですと収穫量は期待できませんが、収穫にはさほど人間を必要としませんしゴムをシート状に加工するのも収穫する人間が行えますから人件費はあまりかかりません。
アジアで高い燃料費を使わずに生産でき、比較的安い労働賃金のみで出荷できる数少ない品目になります。但しゴムは相場品なので相場が高低しますからそれだけがリスク…まぁいずれにしろゴム需要が減ることは無いでしょうから儲かる要素満点でしょう。
どのくらいの予算が必要なの?
貴方がこの事業を始めるにあたりの費用を概算してみましょう。
まず土地を200ライ使って生産するとして、土地がライあたり2万バーツ位でしょうか…土地購入費は400万バーツとしましょう。
そしてその土地をならすのに機械代10万バーツとしましょう。
次にゴムの苗木が必要です。ゴムの木は1ライに大体60本程度植えますからライあたり3千バーツ掛かります、農場の敷地200ライに植えて60万バーツの費用がかかります。
植える人件費は3万バーツもあればOKでしょう。
合計473万バーツで(日本円で約1641万円 1バーツ3.47円換算)で夢のプランテーション王になれます。
やっぱりプランテーション王だよね...
どーでしょう!プランテーション王ですよ!憧れるでしょう。
しかしね…今からプランテーションをやるならコーヒーの方が良いかもしれませんね。
ベトナムにはアラビカ種ではないですが、コーヒー農場がたくさんありますし、外国人の事業主も法律で認められてますから、そちらを買収してプランテーション王になる方が目があるかと思いますけどね…
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