毎日夜死んで朝に生まれ変わる～ピノムくん
ピノムくんシリーズ...
現在はなんと牧場の管理人に返り咲いたのピノムくんを紹介しておきます。前から私のブログの読者はご存知かと思いますが、ブログも新しく変わりましたので我がブログのスターであるピノムくんシリーズをぼちぼち再開していきます。
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先ずは彼の人となりを…
独身の頃はちょくちょく警察に追われてました…まーイサーン(タイ王国の田舎)のことですから基本はヤバー(MDMA)関係なのですけどね。この薬汚染については軍政になってからかなり酷くなっていまして2019年現在では単価が80バーツ程度で取引きされているようです。もちろん内容はかなり酷くやなっているようですが…また警察の取り締まりもかなりゆるくなっているようで、売人と言われる人がかなり増えた感じです。ピノムくんはかなり前に取り締まられたようで、とりあえず社会奉仕活動☆年で決着しその刑期もすでに無事終了し、また牧場で暮らすようになりました。実は私の大事なな牧場管理人を追い出す形での牧場復帰となりましたので…私としては微妙な感じなんですけどね、まー仕方ないです。牧場を無人にするわけにはいかないですしね。また管理人に高いコストをかけるわけにもいかないですから…この辺りは常に悩みの種です。
彼の特技は…
ピノムくんの特技は…「寝ると睡眠前の出来事を忘れる」事です。
自分の氏名や家は覚えていますが、昨日の良い事悪い事、総て飛んじゃうみたいなんですね。ようは寝る前に起こった事柄をまったくと言っていいほど覚えていないのです。
また一度睡眠に入ると水掛けても起きません…彼の家族によると、彼が若い頃に交通事故を起こし意識不明の危篤状態にり数日が経過し、そして医者により手遅れ宣言があり人口呼吸器を外したら息を吹き返したという逸話の持ち主で、それ以降～彼は常に死んでいるように眠る様になったということです。
やはり朝目覚めると先日の出来事をさっぱり覚えていないらしく、たまに昨日の自分の事を質問してきます。真偽はともかく、周りの評価は同じ「毎日、産まれる様」だということです。
このことは考え様によっては私にとってかなり都合が良いのです…すべてがその場凌ぎで事は足りたりしますからね。言葉質を取られたりすることがないのが良いのです。
シングルタスク...
また、彼の特徴は一度に二つの事柄…例えば、バケツに水を汲んでから家の戸締りをして欲しいと頼むとですね…バケツの水は汲みますが、戸締りは無理…忘れてしまうのです。このように一度に二つの違うことをお願いしても、一つを終えると何事も無かった様に普通に振る舞っています。二つ目のことはまるで無かったことのようにね。
例えば水を汲んで火をおこす様な食事に関する一連の仕事は可能なのですが、どうやら関連しない二つの事柄は一つしかこなせない様なのです。
こんな調子ですから彼に頼む事が出来る仕事は限られ、また頼み方にも工夫が必要なのです。
もちろんイサーンの事ですから、とりわけ急ぐ必要も無いですからね、現在仕事としては一日一つをこなして貰っています。
算数は苦手...
また計算と言うか、数字が全くの苦手なんですよ…1mの棒から30cmの棒を複数本作るのは言葉で指示しただけでは出来ないのです。しかし30mの棒を手本にしての切出し作業は可能なんですよね…見本通りなら出来るのですよね、まーなんだかなぁ～っと思いますが、それがピノムくんなのです。
もちろん手本を示しきちんと指示したら、彼はいずれにしろ作業してくれるのです。この様に一日一工程は確実に進みますから気を長く保てれば大丈夫です。例えば家の建築なら十年経てば完成します…する？と…思います。
まーぶっちゃけこんか感じのピノムくんですが、イサーン(タイ王国の田舎)なら無問題ですね。
驚異の胃酸...
また食事に関してもほんと驚きなんです…例えば、私が食事摂り終り、残った肉料理があるとします。そして皆さん忙しく片付ける事なくその料理が2日経過したとします…私が見るに、食べ残した料理は明らかに痛んでいる状態なのですが、彼は棄てるなんてとんでもない！美味しいっと言って食べちゃいます。
たまに一緒に行くムーガタでは生のレバーを生のまま食べちゃいます。もちろん腹痛等の症状は発症しないのですよ…素晴らしい犬並みの胃液の持主なのでしょうね。
案外真面目？
彼の娯楽ですが何が彼の娯楽なのが…娯楽らしい娯楽をしているところを見たことがないのです。コンイサーン最大の娯楽である飲酒ですが彼はアルコールに弱く飲むとすぐに寝てしまいますし、また博打も全くしないです。まー因果関係を理解する能力に乏しいですから賭博はむりでしょうね…また異性に関してはまったく才能も興味もないみたいです。よって彼は呑む打つ買うが全く興味対象にないそんな人物なのです。
イサーンに来てから使用人を数人雇いましたが、何も出来ない何もやらないピノムくんはなかなか良い部類の雇い人なのです。何か出来る人間は悪いことも出来ます、何も出来ない人間は悪いことも出来ないみたいです。
何もないうちの牧場は彼にとっては居心地が良いらしいですし私もローコストで悪さをしない管理人が雇えるという、まさにWinWinの関係なのかも知れませんね。
こんな彼はエピソードがてんこ盛りにありますから、ぼちぼち記録として書いていきます。
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