タイ人大好き！モードゥー(占い師)の実態 その1
- 絶世の美女...
- 生い立ち...
- 無欲な彼女...
- 占いの家...
- 完全防備...
- 占い師...
- 貢物...
- 成功者の条件...
- 占い師の宗教観...
- 別の顔もあります...
- 田舎ではよい商売ですね...
絶世の美女...
もう数年前の事になりますが～近所の方々がこの周辺で有名な占い師（モードゥー）の所へ行くと言うので一緒に出かけたことがあります。
触込みは長年たくさんの人からの信頼を集め
その容姿は絶世の美女って事でした。イサーン(タイ王国の田舎)の人たちが考える絶世の美女っていう女性も見てみたいですしね。
生い立ち...
この占い師、モードゥー（３４歳）の生い立ちは親とは幼い頃に死別しており、彼女は小さい頃から自分で生計を立てていた（家も土地も無かったらしい）ということです。住所不定のビル少女が自ら生計を立るというのはちょっと無理かと思いますけどね…
そして彼女が２４歳の頃～タイの宝くじ（ロトくじ）の番号を近所の住民に教えそれが大当たりしたようです。タイ王国でロトくじの当たり番号を示せるなんていうことは、庶民にとって真偽はともかく最大関心事なんですよね。
そのロトくじの当たり番号を示したことがきっかけでモードゥーとなったようです。
そして彼女は無一文から現在１００ライ以上の耕地と豚数百等を所有するようになり、乗ってる車はトヨタカムリハイブリッドからベンツE350にアップグレートしているというお方です。
無欲な彼女...
もちろん～彼女はモードゥーではまったくの無収入（無欲である）占い料金は要求しないのが方針だそうです。もちろん占って貰った方が成就しその御礼を持参することはあるのですが、その総てはお布施ということになっているということです。
占いの家...
そのモードゥーの住んでいる場所は、ブリランの田舎の村でした。その場所は農場から２０ｋｍくらい離ているところでした。
この２階の建屋～格子の中で占いを行っているようです、格子ごしにたくさんの人が座っているのが見えますね。
地上階にもたくさんの人が居ますし、この家の周りにはちょっとお高い車がいっぱい停まってます。お高い車がって事は…信者さんは金持ちみたいですね。ということは…このモードゥーさんは、それなりに有名って事・支持者が多いってのは事実らしいです。
地上階にはお守りみたいなものを売っていました。信仰者でもお金が無い方はココでお守りを買ってかえるみたいです。しかし占い師のお守りってのもどうかと思いますけどね。
完全防備...
この売り場を仕切っているのは、少し胡散臭いオヤジ２名でした。普通の日本人ならこのオヤジを見た時点で「ムムッヤバくね？」って感じると思います。なんとなくヤクザ風警備員にみえる屈強な男性２人でした。
もちろんこの時点で日本人は私しかいませんが、気後れせずに２階へ向かいます。階段は凄く狭いですね。…すれ違う事が出来ない50cmくらいの幅です。この明らかに狭い階段といい、イサーンの田舎なのに二階部のシャッターといい…悪意の侵入者を防ぐ目的に作られているように思えますね。一般に都市部ではないですから、これはかなり厳重な防犯仕様になっています。
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占い師...
さて…２階に上がって～とりあえずやや後ろの席へ座ります、まぁ正面は占って貰う方々だから御遠慮しときました。
モードゥー（写真右緑）を見た感想ですが、絶世の美女って触れ込みだったのですが…「ハイ？？」って感じでした。
まぁこの女性変わった化粧だな？？って感じだったんですけどね、後々その意味は判る事になりました。
貢物...
占って貰う人々は貢物をこの建物の隣の店舗で購入してきていました。無論関係者の経営する店舗でしょうね。
この貢物を占って貰う前に差し出すようで、貢物は金額で１００THB程度みたいです。
※しかしこの貢物はモードゥーは受け取らず返され、持ち帰ることになるようです。
モードゥー貢物を受け取らないので、お代の代わりという感じで希望者はこの木「幸福の木」を購入することが出来るみたいです。（100バーツ）
この貢物を受け取らないって事も信者の皆さんがこのモードゥーを信頼する理由の一つのようです。既にモードゥーはこんな細かいお金に興味はないのでしょうね。
もちろんですが、モードゥーがいる２階に上がれるのは信者でもお金がある方々だけみたいです。
成功者の条件...
もし成功することがある場合ですが、お金を持ってない方はまず成功しないでしょうからね。ここ二階にいる方々（お金持ち）は成功するチャンスがあるって事になりますね。
そして成功した人が出るたびにこのモードゥーの有名度はアップしていくのでしょうね。
そしてそれを嫉むまたはモードゥーの言動で良い方向へ向かなかった方々がモードゥーを狙うって事はタイではあるでしょうね。ですから鉄格子・細い階段・階下にはボディーガードっていうことになっているのでしょう。
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占い師の宗教観...
このモードゥーにはヒンドゥー教のガネーシャ（歓喜天）が降りてくるらしいです。ガネーシャはシヴァ神（シバ・破壊神）の息子と言うことになってます。またモードゥーの変わった化粧はパールヴァティー（シヴァ神の嫁）を意識したものみたいです。
このイサーンの地にヒンドゥー教を信仰する者はいません…インド人も見かけたことが無いです…イサーン人にとってヒンドゥー教などはそれが何かも判らない状況でしょう。まーバラモン教は思考のベースとしてはありそうですけどね。
別の顔もあります...
部屋の中を見回すと…賞状、トロフィーや表彰式の写真が飾られています。これは何？？と信者に聞くとですね、彼女の本業は「保険のセールスレディー」なんだそうです。そして現在でもバンコクで表彰されるくらいの保険数を獲得しているようということでした。
やはり信者からは御布施や寄付という形ではなく遵法した方法でお金を受け取っているようですね。御布施や寄付を勝手に集めるのはタイ王国では違法行為になりますから。なかなか手が込んでますね。
田舎ではよい商売ですね...
この写真は数年前のものですが、現在も同じ場所、同じ建物で占い師は営業しています。もちろん土地や財産はかなり増えたようです。この御仁、なかなか良い商売を見つけましたね。新規参入が難しいタイで始めるビジネスはこれが良いかもしれませんね。
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バッチョーネ タイランド
