何故〜田舎のタイ人と争ってはならないのか…
それはね、良くある日本人の謎の普遍的正義と彼等の正義がまったく異なるということだからなのです。例えば先日の日本人がイサーンの田舎に単身乗り込んで来たことを例にするとよくわかると思います。
場所はイサーンの田舎の集落、日本人の周りにはたくさんの集落の人がいて日本人や相手の言動を見ています。まず…この状態だと日本人の感覚からしたらたくさんの目があるのだから安心と思うかもしれませんがそれは間違っています。日本人は正義なら周りの人も理解してくれるしまさかたくさんの人の前で何か起こるわけないと考えるでしょう…しかし彼等の正義とは集落内の正義であり集落の中で自分が地元の人々と平穏に暮らせることが正義なのです。この単独で乗り込んで来た日本人の争う相手が集落の有力者や人気者であれば、周りに集まっているすべての人は確実に争う相手に加勢します。地元民にしたら見も知らぬ日本人の味方をする必要なんてまったく無いですし集落の正義に反するからですね。田舎に限定しますが、こういう争っている場合は周りに人がたくさんいる方が日本人にとっては不利になっていきます。そしてもしその日本人が感情に任せてタイ語で相手の悪口を言ったり命令的なことを言ったとしたら争う人当人は意に介さなくてもその周りの人間の中のお節介な人が暴力をふるってくることにもなりかねません。暴力を振るってきた地元民は正義感に燃えて闘いを挑んでくるのですし、またそれは地元民へのアピールでもあるのです。ようは日本人の周りにいるタイ人はすべて敵だと言うことです。バンコクなどの都会でない限りタイ人は地縁で生きています。田舎に暮らす人は地縁のみで生きていけるのです。だから地縁の利益を守ることが正義なのです。それは警察ですら変わりがありません。タイ警察はタイ王国のための警察機構なのだから…
イサーンの田舎の人たちは基本的に良い人で優しいですから大いに交流するのは良いと思いますが、お金に関することだけは彼等を信じてはいけません…っと私は思います。
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バッチョーネ タイランド
