先日の三ヶ月ぶりのタイ王国の田舎(イサーン)の牧場訪問時に発覚した第1井戸の不動問題…太陽光発電、ソーラーパネルから給電されるコントローラが不動の状態…
給電状態を確認…
先ずは給電状態を確認しましょう。太陽光発電のソーラーパネルが壊れるっていうのは余り考えにくいのですが…このパネルは購入後四年くらい経過していますから、もしかしたらとは思いますけどね…とりあえずテスターを使ってモーターコントローラから確認してみましょう。
発展途上国は商業電源も信用できないレベルですし、電化製品もかなりいい加減な物ばかりなのですよね。ですからテスターくらいは所持していた方が良いですし、使い方も知っておく必要があるかと思います。なにせ電気は見えないですし、量も見た目でわからないですからね。
測定してみました…
ぶっちゃけテスターは細かな正確な数値を測定する必要がありませんから、中国製とかの安物で十分だと思います。とりあえず測れれば良いのですよ、測れればね。
測定してみた結果ですが16Vしか電圧がありません…ソーラーパネルからきちんと給電されていないみたいですね。ほんの少しだけ給電されていますから断線しているとも思えませんし…ちょっと嫌な雰囲気です。まーソーラーパネルが破損であれば現在は300wクラスが一枚5000バーツを切っていますから、高くてもそんな感じで復帰可能かな?っと思いました。
本来の電圧は…
とりあえず他の井戸の状態を確認してみましょう…太陽光の具合で変わりますが、55V〜60Vくらいとなっていますね。
この設置されているモーターコントローラは入力最大電圧90V仕様なのですが、ソーラーパネルは初期給電時に1.5倍以上の電圧が給電されますからコントローラ入力に余裕が必要なのです。現状の仕様でも電源投入時は70V後半までは上がりますしね。
ならばパネルか配線か…
それでは次はパネルと配線を確認しましょう。ソーラーパネルは屋根上に設置されていますから、梯子を使った高所作業になります。高所作業には足場を使うべきですが、今回はトラブル確認だけですから梯子で対応します。しかしね〜そもそも配線なんてトラブル訳はないでしょうから…この時点ではますますパネル自体に疑惑が向いていました。
が…
ありゃー配線、いやコネクターが焼けちゃってますね。何故かしら?よく見ると焼けたものはソーラーパネルの接続コネクターに追加した逆流防止ダイオードソケットでした。逆流防止ダイオードが焼け切れてしまっておりソケット自体も焼け焦げてしまっています。あら!びっくり!本当に完全に焼け焦げてしまっています。
焼けた原因はなにかしら?
実は逆流防止ダイオードソケットをソーラーパネル同士を繋ぐコネクタの間に追加してあったのですけど、ちょっと調べたのですがダイオードが焼け焦げた原因は不明です。もしかしたらこのコネクタはソーラーパネルを固定しているフレームの直下にあり加圧されている状態でした。ですからもしかしたらフレームに潰されて雨が入って焼け焦げたのではと感じる程度です。もちろんこの辺りのパーツは全て中国製ですからね…壊れる事はあるかと思いますが、それなら電源投入時に壊れても良いのにねー。
実はこのソーラーパネルですが、今から四年くらいに前に購入したのです。中国製のソーラーパネルで逆流防止ダイオードが入っていないタイプのパネルになります。当時は逆流防止ダイオードが入っていないものがスタンダードだったんですよね。やはりこの辺りの部品や部材の進化は早いですね。
コネクター交換…
とりあえずこの部分の不具合の原因は分かりましたから、早速ですがコネクターを交換しましょう。部品は予備で持っているのでちゃちゃっと交換します。
ソーラー発電関係の配線専用のカシメ工具とかも所持しているはずなのですが、何故か見当たりませんでした…もしかしたら前回留守中に井戸を設置した際に持っていかれちゃったかもしれませんね。まー仕方ないです…
直りましたかね…
とりあえずコネクターを交換して接続しました。端子はラジペンでカシメたんですけど、電工ペンチでカシメるべきでしたね…
とりあえずケーブルにきちんとコネクタを付け終わりまして、コネクターを接続すると遠くからポンプの稼働音が聞こえてきました。どうやら通電しポンプは動いたようですね…しかしソーラーパネルは適正な電圧を発生しているのでしょうか…梯子から降りてコントローラの電圧表示を確認すると…適正な値が表示されています。やったー!直りましたね!
いや〜井戸の揚水ポンプが動いていないのを発見した時はどうなるかと思いましたが、簡単に直って良かったです。無駄な出費が多いイサーンの田舎住まいなので、これは本当にありがたいですよ。
参考になりましたら~ポチッ♪ポチッと2度お願いします!↑
それでは皆様チャオ♪バッチョーネ♪
バッチョーネ タイランド