人間らしく生きる…なにかがおかしくなった日本人

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人間らしく生きるってどういう事なのか…

まず日本人における人間らしくとはですね、高度に標準化した普通の人間っというモデルを作りあげ、その普通の人間と自身や他人を比べて、より普通の人間らしく正していく生きていく事ということなのでは…とね、最近良く思います。

もちろんこのようなことは、少し前なら考えられなかったことでね、ある意味恐ろしいことだと思います。

例えば標準化したとは数値で管理するのが楽なんですよ、皆さんも健康診断にいったことあると思いますが、アレも数値化した普通の人間というデータと自身のデータを当てはめてみる作業なんですよね、血圧はいくつとかね。学校の成績とかもその類いかと思います。

本来、このような数値は正規分布曲線を描くはずなのですが、標準化ということでその数値群のある一箇所の値をとって基準としてしまう乱暴さなのです。

この数値化され標準化された普通の人間と、日本人は生まれる前から比べられ、最新の注意をもって普通の人間の範囲内にとどまるよう強制、強要されているようなものでしょう。

それから上記のような数値化されたもの以外の標準化の例ですと、最近オリンピック関係者が普通の人間として発言してはならない事案が問題になって辞任した人が数名発生したりしましたよね。

また昔なら芸能人ということで、不問にされた不倫とかは現在ではこの標準化の波にのまれて、普通の人間と違うのはダメということで叩かれちゃいますしね。

日本人は人間を徹底的に管理し標準化し普通の人間というモデルとしてそれに習うことが人間らしく生きるということするということを自らも望んでいるように私からは見えます。

社会なんてものは自然も含むものですから、その社会を構成する要素の中には一定数のイレギュラーが含まれて当たり前なのですが、それは標準化マニアの人達からみたら許されないことなのです。

そして普通の人と辞任する人達は、この普通の人間からはみでた人間を攻撃排除することを正義としているようです。

もちろん普通の人間からはみでた異端者は、普通の人間からみた何をしでかすかわからない存在(そもそも自然とはそういうもの)なのですから、なるべく排除して不安を取り除き安心したいと思っているようです。

日本人が暴動を起こさないのもこの普通の人間という標準化の結果のようにみえますし、セカンドチャンスがないと言われる日本の社会も標準化の現れかと思います。

悲惨ことにこの普通の人間のモデルは日本人の標準以下に設定されているようで、抜きん出る才能は摘み取られ、才能の芽は摘み取られ閉塞した未来に向かっているようにみえます。

そもそも人間とは自然のほぼ対極に位置するものと考えることもできますからね。人間性も自然とは対極に位置するものなのでしょう。

人間だって自然が好きだ！っという方も多数いらっしゃるかと思いますが、そういう方の言うところの自然とは管理された人間にとって都合の良い自然のように見えるものを自然と呼んでいるのだと思いますよ。例えば植林されて製依然としている山とその手前の人間により植えられた稲田をみて、自然はいいね！なんてね…よく考えてみたら分かることですよね。自然の熊は脅威ですし、自然の雨とか地震は脅威そのものです。

あーそうそう…虫って怖い方多いですよね、アレって自然の構成物なので人間から見たら何をしでかすかわからないから怖いのですよね？要は人間らしくの対極にいるから怖いんですよ。人間らしい管理されたものなら、自分が想像つきますから安心なのでしょう。

この日本人が人間らしく生きるということについての考察はまだ纏まりがつかないですが、とりあえず思考の記録として書いて置きます。