BACIONE Thailand

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バッチョーネ Thailand

通なコンイサーンの魚の食べ方…

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さて…うちの牧場には広い休耕田に水を張って池としており、水牛の育成環境をベストにするよう努力しております。この牧場の池の中にはティラピア等を放流してありまして、ある意味魚の養殖場となっております。ティラピア等のプランクトン食の魚に対してほぼ給餌することなく養殖可能なのは水牛との共生にあります。

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水牛と魚の共生?っということなのですが…水牛は草食性ですから牧場の草を食べます。そして水牛は皮膚が弱く長時間の太陽光に晒されると熱射病になってしまうために、その名の通り水に入ります。水に入って水浴びしたり泥浴びして皮膚に泥のコーティングしたりするのです。その水に入るとですね…気持ち良いのかトイレをするのです。牧草地で草を食べて池に入って用を足すというルーティンになります。このルーティンにより池の中に草を分解したセルロースや残り物、またバクテリアが大量に撒かれることになります。これをエネルギーに池の中に植物性プランクトンが大量に発生することになります。その植物性プランクトンを餌にティラピア等の草食性の魚が育つということになります。

 

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コンケンにあるうちの牧場の池で獲れた魚を食べにくる隣街のお偉いさんたちがいます。イサーンの田舎でも現在は残念ながら養殖のティラピアしか売られていない状況なのです。ティラピアは脂が乗りますからタイ湾の貧弱の海で育った魚よりは美味しいのですが、やはり人工餌で育てていますから餌の匂いがします。日本のように出荷前に餌を変えトリートメントして出荷することなとありませんから仕方ないですね。やはり人工飼料で育った魚は残念ながら匂いが良くないのでしょう。

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それに対してうちの牧場の池の魚は人工餌を与えず池で発生した植物性プランクトン食となっていますから、魚自体の匂いは日本の魚で例えるなら鮎のような香りがするのです。そしてイサーンの田舎の通な魚の食べ方とは…ティラピアを捌かずにそのまま炭火で焼いてですね…焼き上ったら内蔵にある未消化の植物性プランクトンを魚の身と一緒食べるのです。この食べ方をすると更に良い香りがするのです。まー考えようによってそれはウォーターバッファローの排泄物にも思えるのですが…通というのはそういうものなのでしょうね。

緯度が高い場所は海の魚が美味しく、緯度が低い場所は川の魚が美味しいのは常識です。


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