タイ王国のイサーン地方で開設した牧場の運営状態は比較的上手くいっています。管理人争いが起こったことと昨年の雨季における強烈なゲリラ豪雨による堤防類の破壊くらいの大したことない問題くらいしかありません。水牛の飼育に関しては複数の井戸を使い井戸水を通年汲み上げることにより牧場全体が年々緑化されてきており給餌に関しては楽になってきております。また外部と遮断する高いフェンスを設置し始めておりますから、隣接耕地との無駄なトラブルも無くなりました。
水牛も年々妊娠可能な年齢になる牝水牛が増えておりますから、年々産まれる仔水牛の数も増加するようになってきました。
が…
タイのイサーン地方の畜産業もこのcovid-19、日本的に言う新型コロナが発生したことによりいろいろ事情が変わっております…
やはり国境封鎖がね…困りますよ。比較的高価で取引される水牛の仕向け先はベトナムやラオスになるんですよね…バイヤーはタイ人ですが仕向け先は海外って感じですから国境封鎖は即ですね高値での生体の販売ができなくなるということになっちゃうのです。地元向けの需要もありますが、そうなりますと生体の価格が下がってしまうのです。やはりタイ王国の田舎には水牛の需要があるとはいえ、消費力を含め商品価値があまりないということなのです。そもそもタイ人は牛の肉を食べませんからね…ましてや水牛とかね、少ないのですよ。
それと東南アジアでは例年乾季の寒い時期に口蹄疫が発生する場合が多くあるのです。タイ王国における口蹄疫はまー毎年、いや通年発生しています。それは牛や水牛が国境を越えて運ばれますから、周りの国の何処かで発生すれば、牛や水牛の運搬車を介して口蹄疫が蔓延するということなのです。
今年は…いや去年暮れからタイ王国でも口蹄疫が発生し国境を越えての家畜移動が禁止となっていましたからね…
実はそのような状況でも家畜の国内移動というかあまり離れない場所への移動は黙認?されていましたから、家畜市場は開催されていましたが、このコロナ騒動が重なったことにより家畜市場は一応閉鎖されています。現在の牛や水牛の流通は個人的な売買による流通となっているのが現状です。基本的に買い手市場という感じで牛や水牛の価格は下落したままとなっていると思います。
牛や水牛も株と同じですから値下がり時に買い、値が上がれば売るというのが良いのですけれど…このコロナ騒動により価格がコロナ以前の値に戻るかは、ちょっと懐疑的なのですよね。
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バッチョーネ タイランド