- 前回の記事の続き...
- 何故そうなったのか検証してみましょう...
- では…事の発端…
- 絶え間なく襲い来る投資案件...
- 泣きっ面に蜂...
- 投資案件は果てしなく...
- まだまだ続く投資案件...
- 記憶しておこう…
前回の記事の続き...
何故そうなったのか検証してみましょう...
前回書いた「イサーンから撤退するフランス人」ってのは、いわゆるタイ王国の東北部イサーンで騙される外国人と言われる典型的なパターンなので検証してみたい。
最初に書いておくけど、実は彼は騙された訳でもないんです。もちろん嫁も基本的には彼を騙してはいません。
逆に外国人の嫁ということで、被害者的な立場なのかもしれません。
先ず、二人の出会いは私にはわからないので触れないことにします。
彼は国籍はフランスでみたところ持っているアイテムがブランド品が多いから、多分金持ち。
英語はペラペラで話に淀みがなく、口調もしっかりしているし私のジャパニーズイングリッシュも理解し普通に会話できるので、頭は良い方だと思う。
彼が嫌になった理由を勝手に私に話したのでそれを書いてみる。
また私の経験により想像で補填もしている部分もあることを付け加えておきます。
では…事の発端…
場所はブリラムの嫁の実家の近くが希望…
そして町外れの嫁の実父の農場に決定した。
(これが第一の失敗ポイント)
さて、土地は目処は付いた…
次は住む住居が必要だよね。(これが第二の失敗ポイント)
農場は基本土地が低い、田んぼだから当たり前だよね。ゆえに造成して宅地にします。
嫁「造成用の土は買うのは高いから、宅地用地の隣から確保するよ。パワーショベルカーをたのんで造成して貰うね」
旦那「宅地用地の隣もうちの農場だから土代は無料だね！」
嫁「ハイ！請求書！」
旦那「えっ？言い値の10倍ぢゃん！」
嫁「こんなになるなんて、私の方がびっくりしてるのよ！」
旦那「…」
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工事のイメージだとこんな感じ…
土盛りするのに隣に穴を掘るのね。
嫁「掘られた穴は池になるよー水も確保できていろいろなことに使えるからサイコーだね！」
嫁「折角、池が出来たんだから魚を飼いましよう！自家用にもなるし販売も出来るよ！」
旦那「それは良いね、やろう！」
嫁「ハイ！魚の請求書！餌代も込ね！」
旦那「えっ？言い値の10倍ぢゃん！」
嫁「最初は安かったんだけど、ドンドン高くなったの…」
旦那「…」
しばらく時間経過…
絶え間なく襲い来る投資案件...
旦那「魚の養殖は餌代ばかりかかるなぁ…魚の販売実績もないし、やりきれないなぁ…」
嫁「餌代の節約のために豚を飼いましょう、皆さん豚を飼って豚の糞を餌にして養魚しているから！」
旦那「安ければ良いよ、高いならいらない…」
嫁「私に任せて！安く買うから！」
旦那「えっ？かなり高いよね？しかも豚舎立派すぎない？」
嫁「今は豚は相場高なんだって、仕方なかったの…豚舎は勝手にあんな風になったの…」
旦那「…」
しばらく時間経過…
泣きっ面に蜂...
嫁「大変！不在中に豚が盗まれた！」
旦那「どーなってんだ！警察に届けろ！」
嫁「豚泥棒くらいでは警察は動きません…村の中では泥棒は犯罪にならないのよ」
旦那「…」
嫁「塀を作れば大丈夫！敷地に塀を作りましょう！こんなの↓」
旦那「仕方ないなぁ…安くね」
嫁「旦那金ある癖にドケチ！キーニャオ！結局こんなフェンスを道路側だけ…」
嫁「たいへん！また豚泥棒！」
旦那「…」
嫁「道路側だけじゃ、泥棒は防げないわ！」
旦那「豚いらね！」
投資案件は果てしなく...
嫁「最近黒い鶏が流行っていて、黒い鶏の肉は薬効があるから高く売れるよ！飼いましょう」
旦那「仕方ないなぁ…まー鶏なら高くないか…」
嫁「鶏舎代と鶏の請求きたから払って！」
旦那「ひぇ～高い！言い値の10倍ぢゃん！」
嫁「えっ？私だって知らない！でも今更返すわけにはいかないわよ…」
旦那「…」
旦那「鶏は病気が出て大変…やめようかなぁ…」
嫁「きゃー池に毒蛇がたくさんくるわ！たいへん！」
旦那「そもそも池には魚もいるしその周りに観葉植物植えてあるから蛇はくるよ…また鶏の卵目当てか、鶏や豚の残餌にくるネズミ目当てかな？なんでこう悪いことしか起きないんだ！」
嫁「そんなこと言ったって今年は雨が少なく周りに湿地もすくないから池に毒蛇がきてもしかたないのよ！」
旦那「…」
まだまだ続く投資案件...
嫁「鶏糞があるんだから、マナウ作りましょう。マナウはタイ料理の必需品だよ」
旦那「肥料があるならやれるかもなぁ…」
嫁「ハイ！請求書！」
旦那「えっ？こんなにかかるの？ また言い値の10倍ぢゃん！」
嫁「もう設備しちゃったからね…ちょっと高かったかもね。」
旦那「この金額なら死ぬまでマナウ買っても余るね…」
嫁「大丈夫！マナウは必需品だから絶対売れるわ！」
旦那「お前さぁ…マナウ売ったことあるの？」
嫁「無いけど大丈夫だよ！私タイ人だから！」
旦那「相変わらず根拠の無い自信だね…」
旦那「マナウなんて消毒代いくらかかるんだよ！やってられない！」
嫁「でも、みんな私に売る時は、必ず儲かるって話してたんだけどね。」
旦那「お前ぢゃなくて、お前に売る人が必ず儲かるんだよww」
っで～現在に至る…
記憶しておこう…
貴重なサンプルでしたね！
これが世界で一番幸せな国の姿です。
御参考になれば幸いです。
これの話に関して解説は必要ですかね？
リクエストあれば本件を解説します。
「彼が撤退できるのは、彼は資金的に余裕があるからです。余裕のない方はさらにズルズル深みに嵌っていきます。」
この話は私にはもう役に立ちませんが、これから他国で暮らそうと言う日本人の方は参考になると思います。
参考になりましたら～ポチッ♪ポチッと2度お願いします！↑
それでは皆様チャオ♪バッチョーネ♪
