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日本人とイサーン人の交わらない思考は何故なのか? その1

我々日本人、個人レベルは島国で生きてきており、他文化との交わりはほとんどないといっても良いかと思います。

まったく違う思想の人を知らないので、人を見たら日本人と同じと思ってしまうのは仕方ないことなのかなと思います。

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私的にも日本人とコンイサーンがクロスオーバーしないのは何故か?と言う事に少し整理してみたいと思います。もちろん私見ですからチラシの裏程度に見てくださいね。

イサーン地方...

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まずタイ王国のイサーン地方についてですが、1902年ラーマ5世により「ラタナコーシン暦121サンガ統治法」が発布されてタイ佛教がとりあえず統一される訳ですから、それまではタイ王国内のラオスという感じだったのでしょう。

1902年ですと日本では有名な八甲田山雪中遭難事件や江ノ電開業、早稲田大学開校がありました。日本人が思うほど世界は古くはありませんね、日本がチート級に古いのです。

タイ王国の佛教...

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さてタイ王国の佛教ですが、上座部佛教とか南伝佛教と言われている佛教です。日本人が思う佛教とはまったく違います。

南伝佛教では、僧と在家信者が明確に区別されています。。僧たちは厳しい戒律を守り、瞑想を行い、教理を学びます。このような修行生活を送りつつ、煩悩を滅し、阿羅漢(聖者)になることを目指すのです。佛陀になることを目指す北伝の大乗佛教(日本人が思う佛教)とは大いに異なるのです、ここが日本人に誤解を生じさせる一因かと思います。佛教徒と言ってもいろいろなんですね。

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彼らタイ王国の南伝佛教の僧侶は、基本的に自らは生産活動を行いません、ゆえに在家信者たちによってその生活が支えられています。在家信者は僧に食事を布施することや、寺院の修復を行うことなどが功徳を積むことになり、そのことを行うことで良い現世生活や、来世の天上界への転生、あるいは来世以降における自らの解脱につながっていく考えているのです。

ようは南伝佛教の在家信者は今世での解脱を諦めており、来世では天上界に輪廻するために功徳(タンブン)を積むのです。もちろん現世利益も望みむすが、それは来世で天上界に輪廻するために必要なことなのです。

タイ人の多くはこの信仰を基軸として生きていますから、ある意味無宗教の日本人とはまったく生き方についての考えがクロスオーバーしない原因のひとつになるかと思います。

ざっと上座部佛教の仕組みを書きました。詳しくはご自分でググって調べてくださいね。

在家信者の戒律...

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上座部佛教でも在家の人にも戒律があります。五戒とか八戒と言うものです。タイ人の多くはこの戒律を守って生活しているのかと思います。

まず五戒は…

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1.不殺生戒…生き物を殺さない

2.不偸盗戒…他人のものを盗まない

3.不邪淫戒…不倫や浮気をしない

4.不妄語戒…嘘をつかない

5.不飲酒戒…お酒を飲まない

八戒ですが...

八戒斎(はっかいさい)」ともいわれ、在家信者が毎月決まった日、六日間に一日一夜行います。

6.香油塗身戒…化粧・装身具を使わない。

7.歌舞観聴戒…歌や踊りなど娯楽を見聞きしない

8.高広大床戒…快適なベッドを使わない

9.非時食戒…午後以降、明朝まで食事をしない

八戒なのに9箇条あるのは、9番目は「斎」といわれておりゆえに八戒斎となります。

タイに住んでおられる方なら「斎」と言うのは良く見かけると思います。

良く見かけるということは、タイ王国でこの戒律は広く行われているということだと言うことになりますね。

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タンブンって?

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前にも功徳という単語でかきましが、その功徳「タンブン」って言うのも良く聞かれると思いますが、とりあえず簡単に説明をします。

ブン(bun=功徳)を積むとは善行に励むということです。その善行にもいろいろありブンの中でも最も重視されているのが僧侶(僧伽)への貢献となっています。僧侶にたいして貢献度が高ければ高いほど、功徳は大となりその功徳力により当人の願望が果たされるとされることになります。

つまり在家者が僧侶を支援することが大きければ大きいほど、僧侶から大きな功徳がもたらされるということになる。その基盤には「出家修行者は聖なる力を具えている」ということで、そして修行を積んだ有徳の僧侶ほど大きなブン(功徳)をもたらすとされ、このゆえに有徳の僧侶に布施が集中するのは御承知の通りです。

在家信者たちは有徳な僧侶に可能な限りのタンブンをしそれによって現世や将来の果報を期待します。タンブンは単なるボランティアではなく、あくまで在家信者個人の利益のための行為ということになります。一方、その布施を受ける出家者側はタンブン者の期待に応えるような立派な生活を送ることが要求されることになるはずです。

彼等の考えには厄介なところもあるんですよね、それは…もし前出の戒律を破って悪業を働いてしまったとしてもその悪業を埋め合わせられるだけの功徳を積むことにより差し引きゼロになってしまうというところかと思います。はっきり書くと地獄の沙汰も金次第という感じでタンブンの金額が多ければプラスに転じるのですからね、ゆえにどんなことをしても現世で金を集め有徳な僧侶にタンブンすることを望むのでしょう。彼等のこの辺りの思考がより日本人にとって理解不能な厄介なものになっているのでしょうね。

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どーでしょうか…ざっと説明しましたが、日本人が思う佛教世界とはかなり異なりますよね。日本人とタイ人は同じブッティストとは一概に言いにくいような気がします。日本人が彼等に対する誤解はこの辺りかもしれませんね。

タイ国王...

タイ王国の王様についても書きたいのですが、不敬罪になったら嫌なので残念ながら書きません。

一つだけ書くと…タイ王国の王様は佛教の守護者であり佛法の執行者であり佛法の実践者である。ゆえにラーマ9世は偉大な尊敬される王様なのです。

 

つづく…

 

この辺りは移住者やロングステイ者の方々は理解していると思いますが、旅行者の方も少し知っておく必要があるかと思います。

 




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