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今話題のP○R検査について、元検査屋が考えてみた

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Covid-19についてですね…朝のワイドショーに出演されている医者系の偉い人で検査絶対主義を述べられる方がいらっしゃいます…まーその方は医者としての実績や知識はお持ちなのでしょうが…検査についてさちょっと…っと思いますので、元検査屋がその辺りを書いてみます。

まずですね…日本人は簡単に言葉を使いすぎる傾向にあると思います。もちろん素人なら間違いは仕方ないのですが、プロが言葉使いを誤ってはなりませんよね。

昔私はblogで「技術と技能」について書いたことがありますが、今回は「精度と確度」について書いてみます。こんなことはググればすぐに分かることなのですが、言葉の本質を理解していないとググることもできないのです。

 

一般に言う「精度」は、厳密には「正確度」と「精密度」、または、「真度」と「精度」の2種類があります。英語では、「正確度:accuracy」と「精度:precision」の違いがあります。 「正確度(Accuracy)」とは、「真値」にどれだけ近い値であるかを示す尺度です。一方、「精度(precision)」は、複数回の測定等の値の間での互のばらつきの度合いの尺度で、「再現性」ともいいます。


まーこんだけの話なんですよ。もし

もし1人のcovid-19に罹病している患者に対して検査した場合ですが、検査精度7割という評価の検査の場合、10回検査を行なって7回は陽性、3回は陰性となります。これが検査精度7割という検査の信頼性です、そもそも陽性者に対して再現率が7割ということですね。

この検査を100人の陽性者に行った場合、30人は陰性になります。また100人の陰性者に行った場合、30人の陽性、70人の陰性という結果です。このような虚報率の検査を実施してなんになるというのでしょうかね?傾向を把握することを目的とする検査なら問題ないのですけどね。

まー検査屋からみたらですね…検査確度を上げることは可能なのでしょうが、確度を上げると罹病していないが多少ウィルスに被曝している状態の方やcovid-19以外のコロナウィルスをひっかけてしまうことになるがために、そこそこの検査確度にしているのでしょう。

残念ながら呼吸器系の伝染病は完全に防ぐことはできないと思います。本来、ロックダウンや自粛は伝染病の伝播スピードを下げることが目的だったはずです。もちろんその中に検査も含まれます。ゆえにその目的で検査を使うのはツールとしては良いと思います。が…プロ、専門家が言葉をきちんと使わないのはですね…残念ながら私はその専門家を疑ってしまいます。そして一般の方々が誤解して検査すれば大丈夫的な間違った思考をさせてしまうのも問題かと思います。もし本当にその検査の再現率が7割だとしたらですね…検査としては成立してないよね。もちろん国家や自治体が罹病傾向を概ね把握するためにはなるでしょうが、個人が罹病しているかしていないかを判定するツールにはならないと私は感じます。

残念ながら一般的な日本のエンジニアも精度第一主義の方が多く日本の検査機も精度を基準として設計製作されています。もちろん大義的に確度と精度は同じかと日本人は考えていると思います。が…それは外国人と仕事をすることが多かった私的には一神教多神教の違いかなっと感じました。一神教の方々と多神教の私たちはこのように根本的な考え方が違うことめあるです。まーその辺りは説明するのが大変なので書くのはやめておきます。

日本語はあやふや言語でそれが良いところかと思いますが、専門家はきちんと言葉をえらんで使うべきと思います。

 


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