タイ王国の東北部イサーンの田舎における泥棒対策
倫理観の違いはどうしようもない
イサーンの田舎は殺人と薬以外は犯罪にならないと言っても過言ではないのです。
その辺に関して最近はちょっと改善方向にありますが…相変わらず所有権に対する認識が甘いこともあり泥棒程度では犯罪に入らないのです。極端な話、もし泥棒に入られたら被害者が警官にコネか賄賂を渡して犯罪にしてもらわないとならないのです。このことは良いも悪いもなく、イサーンの田舎とはそういう場所なのである。
破壊し侵入する泥棒
うちの牧場の家も数度泥棒に入られており、牧場を拡大するにつけ泥棒対策を実施することにしました。写真は泥棒によるドアの破壊部、安物の木製ドアなと防犯能力は皆無と言っても過言ではないのです。
泥棒対策をせずにゆるく過ごしていくと、泥棒はだんだんエスカレートしていくのは人情であり被害は拡大するばかりなのです。ゆえに断固たる決意に基づいて泥棒対策を実施する必要がありました。
イサーンの泥棒はめんどくさいことはやらない
まずは、手っ取り早く牧場にある家の泥棒対策を始めました。
コンイサーンの特徴としては、何をするにしろ「面倒なことはやらない」という特徴を考慮して対策していくことにします。泥棒対策はやはり光と音が効果的なのはどこもかわりません。先ずは音的な対策ですがそれは犬の吠える声が簡単な対策になります。現在、牧場には犬を飼っており犬種はフィラブラジレイロという犬で別名ブラジルの守護者と言われるくらい番犬としての能力に優れている犬です。番犬として必要な能力ですが、家族以外には懐かない侵入者に対して威嚇する…できれば攻撃する能力が望まれる。
ガードドッグというと、良くシェパードとかドーベルマンをイメージするかと思うが、その手の犬はコマンドがあってコマンドを実施するのであり、ノーコマンドで咬みつくということはなかなか困難なのである。
犬が人間に対して自身の判断で攻撃する場合は、大概は犬自体が逃走困難な状況、例えばリードで繋がれている場合とか退路を塞がれている状況であり、そのため犬にしてみれば止むに止まれず人間に咬みつくのである。
牧場にも飼っているのであるが、来客時など犬を隔離するためにも犬小屋は必要なのであえて家の周りにフェンスを設置し家の周り自体を犬小屋とすることとした。
家屋の周りにフェンスを設置していきます
家の周りに1.5m程度の高さのフェンスを設置していきます。フェンス自体を接続、また支柱も設置して補強していきます。ちなみにフェンスは自宅鶏舎の転用品を使用。
フィラブラジレイロの運動能力はさほど高くないので、この程度の高さのフェンスも越えることはありません。
2mくらいのフェンスでも以前飼っていたドコアルヘンティーノなら楽々に越えてしまいます。犬の能力はいろいろですね。
フェンスが完成し家屋の三方が侵入不可能になりました
このフェンスを設置したことにより、家の一面以外から侵入者が侵入を試みることは無くなった筈である。またフェンス越しに吠えられると侵入者は犬に対して直接的な攻撃ができず、また犬も逃げることが出来ませんからより吠えることになります。
タイのフィラブラジレイロはその暑さゆえに小型化の傾向が強く40キロ強まででストップしてしまいますが、体重40キロ強の犬の闘志溢れた威嚇は猛烈で恐怖を感じずにはいられないでしょう。
もちろん夜間や牧場に人が不在時等の場合には雄犬はフェンス外に出しておくようにしています。
このフェンスを設置し犬を飼うことにより、牧場の泥棒対策は一段ではあるがステップアップしたのである。
こういう作業なんだけどDIYならばいろいろな用品について知識が必要だよね。もちろん海外移住者も知識が必要だけどね。
参考になりましたら~ポチッ♪ポチッと2度お願いします!↑
それでは皆様チャオ♪バッチョーネ♪