昆虫は美味しいらしいぞ~昆虫食
牧場の池は多種に富む...
タイ王国の田舎のイサーン地方にあるうちの牧場の南の端にある池は大型化する魚を排除してありまして…今は水生昆虫の宝庫となっています。
池の中には、水生昆虫とメダカ程度の小さな魚とオタマジャクシが住んでいます。私的に牧場にある池の運営ポリシーとして休耕田と最大池は養魚池として使いますが、その他の四つの池は生物の多様性を狙いなるべく特徴をつけるようにしたいと思っています。例えば一つの池はプラーチョンの繁殖池として睡蓮と水草を育てたりしています。
昆虫食の王者メンダー
この牧場南端の池の支配者は写真のタガメでしょう個体としてはタガメが最大のサイズです。タガメですが他の水生昆虫やオタマジャクシなどを食べているのでしょう。また大型化する魚が排除してありますから池には天敵になる生物がいないことも良い生息条件になっています。そしてタガメはイサーンでは高級な食材でありコンイサーンの皆さまの大好物となっています。タガメはそのまま素揚げにしたり、乾燥させて粉末状にして香辛料として使ったりします。
この粉末状にしたタガメはソムタムの調味料としても良く使われています。このタガメの粉末の香辛料は少しスースーする感じなのですが…適切な表現が難しいですが、良い香りだと思う方は本当に良い香りにかんじます。このスースーする感じが苦手な方はまったく受け付けないかとは思いますけどね。
もちろん繁殖してます...
写真はタガメの産卵した卵です。タガメも住みやすい環境ならば盛んに産卵し増えていきます。もちろんこの池は小さいですから増えたタガメは周りに拡がって行っているはずです。この池は鉄条網で囲ってありまして、人が簡単に入れないようになっています。まー牧場の周りは盗賊の巣窟ですからね…せっかく増やしつつあるタガメを根こそぎやられたらたまりませんから、次回は電気柵を設置しようかと考えていたりします。
もちろん増え続けるタガメですから、定期的に捕獲しています。ある程度まで増えたら間引きしないとタガメ以外の生物が全滅しタガメも居なくなってしまいますからね。数カ月に一回はざっくり間引きすることにしています。やはりメンテナンスは非常に大切でこの辺りの思考や作業はコンイサーンには残念ながら無理だと思います。またイサーンはこの手のものを狙う泥棒がほんとに多いですから、私としてはなるべく上手く保全していきたいと思っています。
メンダーは大人気
このタガメですがコンイサーンに圧倒的な人気がありますから、これを大々的に繁殖できたら大儲け間違いなしですけどね。それを行うならもう少し牧場内の環境を整備していかないとなりません。現在は他の池(睡蓮池)の整備がやっと終了したばかりですから、少しずつ整備できたらと思ってます。
タガメはかなりの嗜好品になりますからね…たくさん養殖したとしても、販売先がねぇ…
この時に捕獲したタガメは店の周りのコンイサーンの皆さまにお裾分けしました。
タガメは昆虫食の王者みたいなものですからね。お配りしたコンイサーンの叔母さま方は大喜びでしたよ。もちろん人気取り買収の意味も多少は含まれていますけどねw
ちなみに生きたタガメの場合1匹20バーツくらいがイサーンの田舎の市場での価格かと思います。
お手軽なメンダー
ちなみにタイのセブンイレブンでもお手軽にメンダー味をお試しいただけます。写真のナムプリックメンダー7バーツ(24円くらい)です。タイに観光に来た際のお土産にいかがでしょうか?まー好き嫌いが激しいタイプな味ですからね、その辺御了承くださいませ。
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