敗退した挑戦者はフランス人
タイ王国の東北部イサーン地方にあるうちの農場のそばはすぐブリラムなんだけどね、そこにフランス人がタイ嫁と彼が建てた家にタイ嫁の家族と四人で住んでいた。家族構成はタイ嫁の両親と夫婦ね、家族構成的には問題が発生しづらい環境かとは思います。
たしか彼とは四年前くらいにタラートで会って話たことがあり、家の場所なども知っていた。
そのフランス人が住む家のフェンスに、少し前から「鶏売ります!ディスカウント」って感じのポスターが貼られていて、気になってはいたが訪問せずに一ヶ月弱が経過した…
旧知のフランス人宅を訪問してみた
そして久々に彼の家を訪問してみると…彼は本当にうんざりしていて、そして捨て鉢になった感じでサバサバと話をした。
「イサーン(タイ王国の田舎)なんて何も良いことがない!本当にまっぴらだ!」こんな感じだった。
そして彼は居住地を現在のタイからヴェトナムに場所代えすると言っていた、べトナムのロケーションがタイと何が違うかは別として、ヴェトナムは旧フランス植民地なんだよね、フランス人はベトナムにはコネが多いはずだからタイに住むより有利かとは思うけどね。
「俺より長くこんな場所に住むお前は頭がおかしい!」
「フランス人は日本人と戦争して負けたのが良くわかるよ!」
なんてね、彼は笑いながら話してました。
イサーンで彼は何にトライしたのか
ざっと家の敷地内を見せてもらうと、彼はイサーン(タイ王国の田舎)で出来る全てにトライしていた。
これはレモンライムね。
しかしさすがに量か少ないなぁ…
タイ語だとマナウ(オ)というんだけど、とりあえずスタンダードなやり方をしている。
マナウはタイ料理になくてはならない商品ですが、値段の変動が大きい商品である。
またイサーンは蝶々が多いのよね…柑橘類は格好のターゲットになるよね。
他にはブタを飼育していたようです。豚小屋 横には20m四方くらいの池が掘ってあり、そこにはガチョウが住んでいる。恐らく豚を飼育しその糞を池に投入し、そこで魚の養殖をしていたようです。
このブタという家畜は買取相場が不安定な商品なのですよね、そしてブタは大食漢ですから適切な出荷時に相場が高くないと出荷ができずに飼料代が嵩んでしまいます。その飼料代を確保するために池を掘って養魚もやらなくてはならないっていう感じですかね。しかし、養魚を業とするには、この規模、形状の池では何ともならないかと思います。
せめて稚魚を売るとかの事業形態がないと無理かと思います…またそういう事業するなら池の形状が良くないね。
鶏も飼っていたようです、鶏舎が大きいから養鶏もやっていたのでしょう。
ガイダムっていうインドネシアの黒い鶏をやってたみたいです。最近流行りなんですよね…黒い鶏肉は薬効があるって都市伝説があるのです。烏骨鶏とはまったく別品種です。
まー都会なら薬効を期待して鶏肉を買う人がいるかもしれませんけど、ココは田舎なんですよね…絶対的に払える金が無いんです。やはり差別化は必要かと思いますが、これは違う気がします。また鶏舎で養鶏を行うならきちんと野鳥等が侵入出来ないようにするとか防疫につとめないとならないです。解放された鶏舎は危険すぎますね。
とくに人の侵入には注意が必要です、大概病気を持ち込んでくるのは人間ですから。
敗退者のイサーンの感想は…
田畑で商品作物を作るということ以外でイサーンで割と簡単に出来ることを彼自身でやった彼の印象を聞いてみました。
「暑すぎる、寒すぎる、病気が発生する、臭い!」
「一つも良いことがない…」
何が良くなかったのか考えてみましょう
どーでしょう?本人自ら計画、監督、実践してもこのありさまです。
彼は何が良くなかったのでしょうか?
もしかしたら運が悪かっただけなのでしょうか?
つづく…
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